彼の事を好きになったのは、住んでいる距離とは関係ありませんでした。その人柄を好きになっただけで、住んでいる距離が遠くても構わないと考えていました。
もちろん、遠距離恋愛は難しいのも知っていましたし、寂しい日々が続くことも覚悟はしていました。
実際に遠距離恋愛をしてみて、想像以上に寂しさがありました。会えない時間が長いと言うだけで、ずっと一人ぼっちでいるような、繋がりがまるで夢だったかのような、そんな気持ちになるのでした。それでも、一年の間に会えた、ほんのわずかな時間は大切に過ごしていたのです。
二人で過ごした楽しいことを、離れ離れになった時間に何度も何度も反芻しました。
もちろん恋に生きるだけでなく、自分のやるべき事もがんばったのです。
そうして、離れ離れの時間もがんばって過ごしたからこそ、二人で一緒に過ごせるようになったのだと思います。今は、二人で一緒に生活して、毎日毎日一緒にいます。
二人の間の実質的な距離と、離れている時間は、不安になる要素でいっぱいです。
でも、不安になってしまう自分にしっかり向かう事が二人の未来の為に大切なんだと感じています